本尊供養祭・柴燈護摩供祈祷

宝泉院は、大峰山(奈良県吉野)の修験道(山伏を中心とする山岳信仰)の流れをくむご祈祷中心の寺院です。修験道は、険しい山々において自然の持つ力を得ながら修行するもので、その奥儀が「柴燈護摩」です。              今年も去る4月29日に、恒例の「宝泉院 御開帳・本尊供養祭 及び 柴燈護摩供」のご祈祷を、三宝会9寺院のご住職様方のご助法で、無事執り行うことができました。昨年は新型コロナウイルスによる「非常事態宣言」下の為、お参りをご遠慮いただき、いわば無観客での修法でした。しかし、今年は感染対策をしながらお参りをしていただきました。お参りされた方からは、「やっぱり柴燈護摩の火と煙を拝まないと、お不動様のお力をいただいたように思えません。」「護摩木を炉の火に直接投げ入れて祈願できてよかった」などの満足そうなお声を聞きました。                                    

ご祈祷は、皆様の「除災開運・心願成就」と「病魔退散・心身健康」を中心に、それぞれの方々の所願成就をご祈願しました。ご祈祷札は、4月8日から3週間毎朝ご祈祷してきましたが、当日の「御開帳・本尊供養祭 及び 柴燈護摩祈祷供」でのご祈祷により、無事成満(じょうまん)することができました。

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